< くず >
出現する巻と本文(新日本古典文学大系 源氏物語;岩波書店)
「若菜下」 P323−10
十月中の十日なれば、神の斎垣に這ふ
葛
も色変はりて、松の下紅葉など、をとにのみも秋を聞かぬ顔なり。
「総角」 P436-15
見し人もなき山里の岩垣に心ながくも這へる
葛
哉
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