京都御所を出発する牛車-
紫の藤の花房を垂れ下げ、車輪を軋ませながら進む様は、ことのほか優雅である。
俗に御所車と云われ、平安朝以来乗用の車として用いられていたもので、これは勅使の乗用のものを行列を立派にするためひき出されたもの。
この牛車は勅使のものであるからあじろの杏葉の車で下簾をかけない。
美しい装いをした大牛がひき、小さな童は水干姿で綱を持ち、更に替牛がつづく。
(京都市観光協会パンフより)
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